SUPフィッシング入門② SUP選び

SUPフィッシング

さあ、ここでは一番のメイン! SUP選びです。

快適なSUP上での釣りを楽しむ為!危険な海の上で安全に第一で楽しむ為!

SUP選びはとても大事です。

大きな枠組みで SUP とはすべてインフレータブル(空気を入れる)タイプではございません。
ハードタイプのSUPボードもありますが、ここでは数多くの方が検討しているインフレータブルタイプのSUPのお話をします。

年々脚光を浴びているSUPですので、色んなメーカーが乱立しています。もちろんすべてのSUPが釣りを意識して作られている訳ではないのでSUPフィッシングを目的とする場合は釣りに合ったSUPを選ぶ必要があります。

SUPフィッシングに適したSUPを選ぶ

SUPのSPECの解説

まずはよくネット内やカタログで記載されているSUPのスペック表の簡単な解説から

長さ  :長ければ長いほど直進への推進力が高まりますが、横揺れに対して不安定となる。
厚み   :薄い方が安定するが、厚みがある方が搭載能力は高まる。
幅    :広ければ広いほど安定しますが、直進への推進力は弱まります。
本体重量 :そりゃー軽い方がいいけど、最優先項目ではないかな。
最大空気圧:ボードの空気圧が高くできれば、浮力と剛性が向上します。
その代わり風の影響を受けやすい。
制限体重 :まあどのSUPも150kg前後くらいだ。
1人で乗ることを考えると特に気にする必要はないだろう。
 

ちなみに SUPのSPECの表記は センチメートルではなく フィート (ft )や インチ(inc)が用いられることも多いので覚えておこう
(ネットでも自動に計算してくれるサイトもたくさんあるけどね)

1フィート (ft ) = 0.305 メートル つまり 10フィートのSUPであれば 3.05メートルのSUPってこと。
1インチ (inc) = 2.54センチメートル つまり厚さ 6インチとあれば 厚さが 15.24センチってこと。

あなたはエレキや電動モーターを付ける予定?

その前に! 
あなたはSUPにエレキとか電動モーターを付ける予定がありますか??もし電動化を計画しているならば、SUPの長さを考慮する必要があります!!

詳しくはこちら

船舶の免許を持たなくともエレキモーターを使用できる基準としては、ボートの長さが3m未満でエレキモータの出力が2馬力以下であることです。
ボートの全長が333cmまでなら可能なので、SUPの場合だと10ftまでなら免許なしでもエレキモーターの取り付けが可能です。
11ftだと335cmなので11ft以上のSUPにエレキモーターをとりつけたい場合は、船舶の免許が必要になってしまいます。

船舶の長さを測る際には 全長 x 0.9 で算出されるルール

つまり SUPのスペックの全長が 330cmであれば 330 x 0.9 =297cmとなり

免許なしで取り付け可能だ。

もし スペックが 11ft (335cm) であれば 335 x 0.9 =301.5cmでNGとなる。

つまり、エレキや電動モーターを付ける予定がある方は 333cmまでのSUPを選ぶ必要があります

10’10” ( 330cm ) のサイズがギリギリで、 11ft ( 335cm)になるとNG になる。
SUP は比較的 11ft を超えるモデルが多いので エレキや電動化の予定がある方は注意してSUPを選ぶ必要があります。

電動化の予定がない方の SUPの選び方

電動化の予定がなければ、全長を気にすることなくSUPを選ぶことができます。
ここからは私の持論なのですが、 ” そんなに値段の高いSUPは必要ない。 “ と思ってます。
結局PVCを使用したボードなので年数が経過すればどうしても劣化します。また数多くの釣行を重ねてゆくと、魚のヒレで小さい穴が開いたり、出航や帰還の際にサーフの石で傷をつけたりします。
5年や10年乗り続けるSUPを選ぶよりかは、3年くらいで新品に乗り換える方が安全では?と個人的に思ってます。しかしながら、アマゾン等で出品されている異常なまで安いSUPは安全性が怖いので選ぶことに躊躇する。

よって、勝手な思い込みかもしれませんが、5万円から10万円くらいが適正な金額かな?とおもってます。

私が思う、SUP選び

長さ   :11ftから12ft くらいが直進の推進力も保てて操作性もよい。
厚み   :5インチから6インチくらい。(まあどのSUPも厚みはこのあたりだ)
幅:ここはちょっとこだわりたい。SUP上で釣りをするのである程度広さと安定さは必要です。
80cm くらいの横幅がある方が釣りがしやすい。ちょっとスピードは落ちるけどね。
本体重量 :軽ければ軽い方が良いですが 10~12kgくらいであれば難なく持ち運べます。
最大空気圧:15psi で日頃の利用は 12psiくらいがちょうどよい。
制限体重 :まあどのSUPも150kg前後くらいだ。
つまり、競技用のようなシャープなSUPよりスタンダードな真ん中がぷっくりとしたSUPが望ましい。また、ありがたい事に SUPフィッシング用の設計されたモデルも多くあるのでそれを選択するのも近道だ。
 

SUPフィッシングならこれだ! 9選

LAHAINA NEW FISHING2 12’0
インフレータブルSUPでは草分け的な存在 ドロップステッチ構造な独自の技術をもっており、安全性を重視しつつユニークなラインナップを増やしている。
釣りに特化したモデルも複数あり、これはサイドにフロートが付いている安定感抜群のモデルです。
私の初SUPはこれでした。笑
12ft で直進性もありつつ、サイドフロートで横波にも安心できる1本でした。釣り用のロッドフォルダーが標準装備となっているのもうれしいね。

LAHAINA NEW FISHING 11′

これも同じくラハイナのSUPです。こちらは 11ftでちょっと短くなりますが、横幅は 91.4cmありSUP上は広々使えそうです。安定重視のスタンダードなモデルですが、これまた釣りに特化したモデルですので、ロッドホルダーも標準装備でありがたいですね。またラハイナもSUPはデザインもかっこいいですよね。

AQUA MARINA(アクアマリーナ) DRIFT (ドリフト)

アクアマリーナはインフレータブルSUP、ウィンドサーフィン、カヤック、ゴムボートなどマリンスポーツ製品に特化したウォータースポーツブランドです。
1991年の創業以来、インフレータブル製品の開発と製造を繰り返し、世界のトップブランドとして業界をけん引しているメーカーだ。
もちらもSUPフィッシングに特化したモデルで、サイドフロートがあり安定性抜群のモデルです。サイドフロート系がスタンダードになった先駆けのモデルですね。

AQUA MARINA アクアマリーナ FUSION フュージョン

こちらも信頼のブランド アクアマリーナのSUPだ。 2024年の NEWモデルになるのかな? 全長330cmで横幅81cm でバランスのとれたSUPだね。 SUPフィッシングに特化されたモデルではないのでロッドフォルダーなどの付属はありませんが、本体重量が 8.8kgってのは魅力ですね。またアクアマリーナは老舗のSUPメーカーであり信頼が持てるプラス価格が手の届きやすい料金帯です。これも2024年5月現在 5万円台でネットに載っている。魅力的です。

SOUYU STICK ADVENTURE ODR 10’10

こんな遊び心が詰まったおもしろい会社が日本にあると思うとうれしくなりますよね。日本人のために日本のメーカーが作り上げるSUPはかゆい所にとどく仕上がりとなっている。ダイワとコラボしてライフジャケットをつくったり釣りファンとしても目が離せないメーカーです。
このモデルも釣りを想定した安定重視のモデルとなっている。 また後部にはエレキのマウントを設置できる仕様となっており、将来的な拡張性にも期待がもてるね。ただコスト的には10万円をこえちゃうね。

WOWSEA Flyfish F2 12′

メーカー名を見ると???と思っちゃいますが、中華系のSUPメーカーのようです。しかし、意外と乗っている人も多く、スタンダードなモデルとともになんといってもコストパフォーマンスがいいのです。 5年も10年も乗ろうとおもうのではない、2~3年で新しいSUPを買おう。とりあえずSUPフィッシングを初めてみよう!という人には合うかもしれませんね。 アマゾンのレヴューなどを参考にするとそれほどトラブルもなさそうだ。 

アドバンスワークス インフレータブル SUP 10’10”

アドバンスワークスという日本の会社が企画輸入したSUPになるのかな? SUP系のYou Tubeでこれを拝見することがあり、興味があるSUPです。 もう定番になってきたSUPフィッシングに特化したスタイルですね。安定性重視とロッドフォルダー等の付属付き。SOUYU STICK ADVENTURE 10’10”と同じサイズですが、ノーズが反り上がっている感じがあるので、直進での走破性は高いのではと思います。デザインも斬新で目立つのがいいですね!価格も2024年5月段階で10万円を切っているのもいいよね。

アストロン サップ 10’10″(330cm) MERCURY マーキュリー

アストロンもSUPからアパレルまで老舗のブランドです。日本には日本総輸入販売元がありますね。ここのSUPの最大の特徴は安全性と剛性を高めてくれる独自に開発されたダブルチャンバー構造を採用。していることです。つまり空気を入れる場所が2つに分かれているってこと。もしも1か所に穴が開いても空気が全部抜けることなく、半分の空気は残ってくれるってのが、ダブルチャンバーであり、沖でのバーストなどが心配でSUPはちょっと…と思っている人にはいいモデルですね。

RED PADDLE 11’0 SPORT TOURING PADDLE BOARD

UK出身のメーカーRed Paddle Co Ltdも気になる存在です。2008年からSUPの商品化を行い現在まで様々なモデルを輩出している。長年の実績の信頼性は海上の上での安心感につながっている。
SUPフィッシングに特化したモデルはありませんが、たとえばこの11ftのモデルでもSUPフィッシングを楽しむことはできそうだし、なによりも直進の推進力はありそうだ。スタイリッシュな姿も海上で羨望のまなざしで見られること間違いない。お値段はちょっと10万円を超えてしまいそうだが、候補に入れてもいいと思う。

まとめ

ますます、色んなメーカーからSUPは発売されてきている。ことはうれしい限りですが、多ければ多いほど迷ってしまうのは正直なところ。
 私のように所詮PVCのインフレータブルのボードだからある程度数年で劣化してしまうので、そんなに高いSUPは買わない!と 5万円~10万円くらいを選ぶか? いやいや 安全重視で少々高くても安心できるSUPに乗りたい!など、ご意見はさまざまであろう。
是非自分のスタイルにあったSUPを選んで楽しいSUPフィッシングに出かけよう!

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